有限会社 エステート・リード

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正確に伝える

日時: 2015年10月16日

今岡
人に正確に伝える事は、本当に難しい事です。

私の大きな課題の一つでもあります。
自分が伝えようとする事柄が、違った風に伝わったり、違った意味で捉えられたり誤解を生んだりしてしまう事も度々経験をしました。
なぜ、「そうなるのかな」「どんな風に伝えられたら」よいかといつも考えさせられます。
原因を考えていくと、相手に伝えるときに、自分が分かっている事は相手も分かっているものだと思い込んで伝えてしまったときなど結果相手には大切な事は何も伝わっていなかったように思います。

相手の立場に立って話す基本を忘れ、自分の言いたいことだけを話してしまい、自己満足で終わってしまいました。

これでは、大切な事も伝えなければならない事も抜けてしまう事態になってしまいます。
正確に伝えるために、相手を思いやることによって、言葉の選択も変わってくる事を池上 彰さんの言動や本を読んで感じる事がありました。

池上彰さんは、「週刊こどもニュース」というテレビ番組で経験された事で「伝える」ために大事なことに、気づかされたそうです。

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『伝える力』 池上 彰 氏
大人には通じる”常識”が子供には通じない。
知識も社会も社会経験も、大人と比べると少ないのですから当たり前です。
その子供たちに、どうやって世の中に起きている事件や事故、出来事をわかりやすく伝えるか。これが大変だったのです。
子供たちが「わからない」と言ったら、わかるまで原稿を書き直すのです。
子供たちにダメ出しされることによって、多くを学びましたから、子供たちは先生でもありました。
自分がわかっていないと、人に正確に、わかりやすく伝えることは不可能です。
私は自分の「知らないこと」を子供たちの「素朴な疑問」によってたくさん知らせれました。

私が知っていることでも、知らない大人が大勢いることを初めて知りました。

まずは「自分が知らないことを知る」、「伝える力」を高めるには自分が深く理解することが必要であるとわかります。
では、理解を深めるにはどうしたらよいのか。そのためには、まずはその前段階として、「自分がいかに物事を知らないか」を知ることからスタートするしかありません。そして、事実に対するおそれを持つことも大切です。

~~~中略~~~~

自分の「伝える力」が高まったという手応えは、どうしたら得られるでしょうか。
まず相手の反応を見ることです。
表情が変わらなかったり、つまらなそうな顔をしていたりしていたら、相手はあなたの話にさほど興味を持っていないことになります。
反対に、あなたの話に興味を持つと、大概の人は「へぇー」という感嘆の言葉を発するものです。相手のこの「へぇー」は一つのバロメーターです。
この「へぇー」を増やすには、まず自分自身が「へぇー」と思うことも大切ですね。
自分がおもしろいと思わないことを他人につたえても、普通は、他人もおもしろいと思わないからです。

おもしろいことを探そうと努力することが、結局は自己のプレゼンテーション能力を高めることにつながります。

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池上 彰氏の伝える力は、見ていても分かり易く、その伝えかたは聴くと思わず「へぇーそうなんだ」、「なるほどそうだったのか」と思わず口走ってしまう事がありました。
伝え方ひとつで、今まで見てきたニュースで理解出来なかったことが、伝え方を変換する事で「すっ」と入ってくるような感覚になりました。

私も池上氏のように、相手に分かり易く伝えるために、相手の立場に立って話を組み立てなければならないと思いました。
知ってるつもりや余計なプライドを持ってしまったことで、相手への配慮が欠け、思いを受け入れが出来なくなり、自分本位で話をしてしまい、正確に相手へ伝わらない事がありましたので、いつも相手の目線に立った会話をしなければならないと思いました。

言葉は知っていても、本当の意味を理解していないのは、何も知らないと同じです。

まず「まだ知らないことがたくさんある」と自覚する、

そして周りにはたくさんの学ぶべき方や手本となる方々がたくさんいらっしゃるので、教えて頂けるという感謝を持って謙虚に学び、「伝える力」をもっとつけて行けるようにしていきます。

それらを学習するためにも、深く理解する努力をし、物事の本質を見る力を養わなければいけないと思いました。
そして、相手に分かり易く正しく、ひとつひとつ丁寧に伝えることが出来るようにしていきたいと思います。