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素直さ

日時: 2015年02月10日

遠藤 乃倫子

今年に入り、はや1カ月が過ぎ、もう2月です。
時間の経つ早さが年々早くなるように感じます。

だからこそ、一刻一刻を無駄にせず、大事に過ごさないとあっという間に時間が過ぎていき、気が付けば、中身の無い人生になってしまかもしれない。
今の自分の生き方が未来を創るので、楽しく幸せになる為に、やはり一瞬一瞬、精一杯頑張って実を残していきたいと思います。

毎日の中で、どう過ごすのがいいのか?

考えた時、やはり『素直』に、前向きに生きて行くのが一番基本なんだと思いました。

松下幸之助扇は、「素直な心」を次のように定義されています。

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「素直な心とは、寛容にして私心なき心、広く人の教えを受ける心、分を楽しむ心であります。

また、静にして動、動にして静の働きのある心、真理に通ずる心であります」。
お互い人間が最も好ましい生き方を実現していくには、それにふさわしい考え方や行動をすることが大切で、その根底になくてはならないものが「素直な心」であるというわけです。
『素直な心というものは、すべてに対して学ぶ心で接し、そこから何らかの教えを得ようとする謙虚さをもった心である。』


何事も経験であり、勉強である、ということをいいますが、そのような心がまえをもって人生をすごしてゆくならば、月日とともにいろいろなことをおぼえ、学びとってゆくこともできるでしょう。
だから、そこからは限りない進歩向上の姿も生まれてくるのではないでしょうか。

たとえば、他の人びとと通常ふつうの会話を交わしている際でも、何の気もなしにただ話をしているだけであれば、その場限りのものとなってしまうでしょう。

けれどもそういう際にも、勉強する態度というか、学ぶ心というものを保っていたとするならば、相手のふとしたことばの中からハッと学ばせられるようなものを見つけ出すこともあると思います。

自分では気づかなかったような事柄を知ったり、知らなかった知識を得たり、さらには何らかの教訓を得たり、というように、学ぶ心さえあれば、日々の会話であろうと何であろうと、お互いの生活、活動の中からいろいろなことを学びとることができるのではないかと思うのです。

学ぶ心があれば、この世の中の一切の人、物、あらゆる物事のすべてが、自分にとって貴重な教えともなり、勉強ともなってくるでしょう。

だから学ぶ心からは、お互いのたゆみなき向上、進歩の姿というものも生まれてくるのではないかと思うのです。

学ぶ心というものは、こうした好ましい姿をもたらすものであると思うのですが、この学ぶ心というものも、素直な心になるところからあらわれてくるものだと思います。
というのは素直な心というものは、まだ何もかかれていない白紙のようなもので、吸収すべきは何でも吸収する心だからです。
要するに、素直な心になれば、すべてに学ぶ心があらわれてくると思います。

いっさいに対して学ぶ心で接し、そして常に何らかの教えを得ようとする態度も生まれてくるでしょう。


素直な心になったならば、そのような謙虚さ、新鮮さ、積極さというようなものもあらわれてくるのではないかと思います。

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日常の中でなかなか上手くいかない事も、素直なれていない時もあります。

素直になれていない時が、上手くいかない時なんだと思います。

言うは易し、行うは難しという言葉がありますが、難し(難しく)しているのは自分であって、素直さが不足した時、物事が難しくうつってくるのではないかと思います。

上述にの、『素直な心というものは、まだ何もかかれていない白紙のようなもので、吸収すべきは何でも吸収する心』とあるように、いつも心を真っ白にし、素(ありのまま)に直(まっすぐに)物事に向き合う姿勢が大事なんだと改めて思いました。


人 は生まれた時、まっさらな、真っ白な心の状態で生まれてきます。その状態が透明のカップだとしたら、そこから年を追う毎に様々な経験を積み重ね、様々なも のが注がれ時には不純物が注がれたりもします。でも、それが当たり前に過ごしてきてしまうと自分の中に不純物があるという事実に気づかないのだと思いま す。


当たり前に自分の中に入っていたものを取り除くのは大変な作業かもしれません。
自分では気づかない不純物を、誰かが『それは取り除いた方がいいよ』というアドバイスを下さったなら、そこで素直に、自分で気づきえなかったことを教えてもらったことに感謝し、すぐに取り除けばいいだけなのだと思いました。

そうすることの繰り返しで、自分というカップの中にある不純物が徐々に取り除かれ心が磨かれるのだと思います。
繰り返すと、自分で今まで気付かなかった、自分の中の不純物に、自分で気づける様になり、自分で自分をろ過し、磨いていく作業が出来だすのだと思います。

そうなる為にも、まず心素直に、毎日に取り組む心を養うことが大事なんだなと思いました。

小学校の娘が最近好奇心旺盛です。

『これどういう意味?』『それって、どういう事?』『これ、どうしたらいいの?』質問攻めの毎日ですが、それだけ、生きる意欲があるという事、学ぶ意欲にあふれていて、目に映るすべてを吸収したいという素直な心の表れです。見習うべきところだと思いました。

今、目に映るのものすべてに、関心を持ち、積極的に進んで飛び込んでいけば、そこからあらたに学べ、自分の力になっていきます。

そこから、ワクワクが生まれ、”今”頑張ることが楽しい、楽しいが未来につながるという良いループを生んでいくのだと思います。

発見を楽しんで、どんなことでもさせて頂ける事へのありがたさを感じ、毎日を意欲的に取り組みたいと思います。

いつも『純粋に』『素直に』『意欲的に』を心から湧くように念(思)い、お客様の会社の、周りの方々の、お役に立ち、一緒に幸せを分かち合えるよう心を磨いていきたいと思います。