有限会社 エステート・リード

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心懐爽快

日時: 2015年03月10日

遠藤 乃倫子

不動産の繁忙期に入り、本当に有難いことに、長らく可愛がって頂いている法人様や、新規の法人様、個人のお客様、たくさんの方に、お声かけ頂き、『仕事』を真剣に打ち込める環境で、させて頂ける!という事のありがたさを毎日感じています。

また、関わる方々に喜んで頂きたいという思いが全ての原動力になり、慌ただしいながらもオンシーズンを気合十分に過ごさせて頂いています。

でも、バタバタする時ほど、余裕がない時ほど、ゆっくり落ち着いて大事なことを見落とさないよう、見過ごさないような毎日でいようと思います。
今のオンシーズンに限らず、『今自分に何が出来るのか、何をしなければいけないのか、何をしたいのか』が、ずっとテーマになっていて、その課題をクリアし続けるのが、私が自分としている約束です。

約束を破らないよう、毎日を楽しみに変え挑戦させて頂いこう
と自分に発破をかけ、毎日を全力で取り組ませて頂いております。

昨年に買った本で今も時折読み返す本があります。

超訳:吉田松陰氏の『覚悟の磨き方』です。

生きていくには覚悟が必要です。

念いがあれば、あるほど覚悟が必要です。

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ひとりの人間には多くの可能性がある。

ただひとり、『自分』だけが可能性を制限することが出来る。

今までの自分が、これからの自分を決定すると考えているのだ。

生まれてから今日まで、いろんなつらいこと、痛みを感じることがあった。

もう二度とそんな目に遭わないよう、「自分」は常に的確な助言をくれる。

過去の自分のいう事を聞けば安全で、安心だ。

だが・・・「心の充実は得られない」。

居心地の良い環境に居続ける限り「本当にやりたいこと」は出来ない。

むしろ新しい刺激に弱くなり、だんだん感性が鈍ってくるだけだ。

志は現状維持を否定する。

今のシステム・考え方・ルール。

そういうものを飛び越えないと実現しないものに、目を向ける。

今、手にしている現実は、過去の選択の結果だ。

そして、未来は、今まさに、心で決めたことによって決まる。

いつからでも。どこからでも。
松陰の感覚は『うまくいくかは知らないが、これをやらなければ何も始まらない』だった。

~中略~
素晴らしい本を読んでも、素晴らしい話を聞いても、旅に出て素晴らしい景色をみても、それは知識が増えたというだけで、人生の根本的な役には立っていない。

物事には、『本質』と『枝葉』がある。

枝葉が知識なら、本質は『どう生きたいか』という志である。

この志を言葉にし、いつも懐に備えていれば、どこへ行っても、誰と会い何を見て、何を聞いても、あらゆるものが道を明るく照らす光となる。

どうすれば人に志を立てられるのだろうか。

その源は、負けん気にある。

素晴らしいものと出会った時「自分も同じ人間だ!負けてなるものか」と発憤することができるかどうか。ただ、それだけである。
負けん気の正体を見つけることが出来たら、もういてもたってもいられなくなるはずだ。

志の為に行動する。


そして、志の為に行動したからこそ、はじめて、その学問を理解したと言える。

吉田松陰は、いつも「めざす人物」がいた。
「こういう人になる為に学ぼう」という目標があった。
学問の神として敬われる吉田松陰だが、それは『誰かに評価される学問』ではなく、本当に自分が日本を変えれる人物になれるかどうかの、孤独な真剣な勝負だったのだ。

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これを読んだ時、心が震えるとは、このことかな思いました。

自分の志を見直しました。

ただひとり、『自分』だけが可能性を制限することが出来る。
今までの自分が、これからの自分を決定すると考えているのだ。

朝礼の日めくりカレンダーでも同じような言葉があります。

今までの自分が、今の自分で、今の自分がまた未来の自分を創っている。
やってきた事の結果は全て自分に返ってきます。

どんな種を蒔きながら過ごしてきたのか・・・過去は変えれないけれど未来を創ることは出来ます。
未来を創るのは、今の自分であるという事をもう一度自覚し、自分の可能性をどんどん伸ばしていく事をしなければ、先が見えなくなると思います。

もし、今の自分で満足なら、本当に満足か?と問いかけないといけません。
もし、今の自分が不満なら、不満に嘆くのでは無く、どうしたら変われるか、変えれるかを考えていかなければいけません。

人は、楽しい毎日を送りたい。幸せになりたい。でも、努力は出来ない。
となった時、そんな事成り立つはずはないという事に分かっているのに何かしらの言い訳を考え、”自分を”守りに入るのだと思います。

自分の守り方というのは、そんな使い方ではなく、もっと何があっても対応できる様、心を鍛える、仕事であれば技術を磨く事が結果、自分を守れるのであって、その様な志が無ければ壁が現れた時、ただただ、落ち込むか何かのせいにして逃げて回るしか出来なくなると思いました。

逃げると、何度でも同じような壁が現れ、先の見えないトンネル状態になっってしまう。

『ど こへ行っても、誰と会い、何を見て、何を聞いても、あらゆるものが道を明るく照らす光となる。』とあるように、志を持って自分の生き方を進んでいれば、必 ず毎日なんらかの肥しが身についていき、いつでも自分も、自分の守りたいものも守り、また、いつも上を向いて胸を張って生きていける人になれるんだと思い ました。

自分だけが可能性を制限できるとありましたが、逆に自分のリミットを外せるのも自分だと思います。
『吉田松陰』の残した言葉でこのようなものがありました。
『一つ善いことをすれば、その善は自分のものとなる。

一つ有益なものを得れば、それは自分のものとなる。

一日努力すれば、一日の効果が得られる。

一年努力すれば、一年の効果がある。』
『人間たる者、自分への約束をやぶる者がもっともくだらぬ。

死生は度外に置くべし。

世人がどう是非を論じようと、迷う必要は無い。

武士の心懐は、いかに逆境に遭おうとも、爽快でなければならぬ。

心懐爽快ならば人間やつれることはない』


自分との約束を守り、心懐爽快な生き方をしていきたいと思います。