有限会社 エステート・リード

☎ 079-284-5900

自己変革

日時: 2015年04月24日

弊社の朝礼の今月の月間テーマは「初心を大切にして仕事に取り組もう!」でした。

始めて社会に出た時、転職などで環境が変わった時の初心を思い出し、また、今の職場に入社させて頂いた時に誓った「売上げを倍にする。自分の出来ることを精一杯させていただく。」という初心も改めて思い返しました。

しかし、日々の業務に追われているうち、壁にぶつかったり、仕事に対して怠慢な心が出てくると目標が曖昧になり、新鮮な気持ちで誓った初心を忘れてしまうことがあったなと反省しました。

「初心忘れるべからず」という格言があるように常に自分の原点である初心を意識して仕事をしていき、新鮮な気持ちで仕事に取り組むために自分を律することを忘れてはいけない、と思いました。

初心と言えば私は数年前にある研修を受けさせていただいたことがありました。

その研修は、「本当の自分に気づく」という内容で、無意識に過ごしている中で仕事や生き方に対して消極的であったり、可能性を自らが否定してしまっていることを気づかせていただき、衝撃を受けました。

その研修を受けた後は、新しい自分の可能性というものを信じて努力していこう!と誓いました。

そして、今月初旬に、その研修の次のステップである自分を変えるという「自己変革」を目的とした研修を、受けさせていただくことになりました。


数年前の衝撃的な感動が鮮明に思い出され、今度はどんな学びがあるか、どんな事に挑戦させていただけるのかと、ワクワクし、とても楽しみにして臨みました。    

今回の研修は、なりたい自分になるためにはどうしたらいいかということを研修を通じて学んでいくのですが、そのためには周りから見られている現状の自分を受け入れ、認めるところから始まります。

様々な課題をクリアしていきながら自分自身の気づかなかった思考の癖や行動に気づかせていただくのですが、私はまず、それらを受け止めることがとても困難でした。

例えば人に何かを伝える時に自分では丁寧に説明しているつもり、正確に伝えているつもりだったのが相手から見ると、命令口調であったり、表情が冷たく感じられたりと自分のやっている「つもり」と相手が感じることは全く違うことがあるのだということに愕然としました。

また、積極的に動いている「つもり」が、自己中心的な行動と受けとめられたり、自分の「つもり」は出来ていないことがある、という事実を認めることに時間が必要でした。

 

知らず知らずに、重ねてしまっていた無駄なプライドが邪魔をして自己防衛をしてしまっている自分自身に向き合うのは、とてもつらく、心が痛みました。

しかし、その「自分自身の現実」、その頑固な現実こそが、長年の「垢」となり、心に染みついてしまっていたんだと、気づいていきました。

そして、それこそが自分自身を苦しめている根源である事実がありました。

同時に、今まで、お客様や職場の上司、同僚、家族にどれだけ許されてきたのかということに申し訳ないう気持ちと感謝の気持ちでいっぱいになりました。

今置かれている環境にあぐらをかいて安定を求めていなかったか。

安定とは怠惰ではなかったか、と深く考えさせられました。

 そして、そんな自分を受け止めてこれからどうなりたいのか、どう生きていきたいのかと考えた時に
やはり、思いや考えをまっすぐに伝えることができ、愛情をもって包容力があり、毅然と対処できる人になりたいと心から思いました。

 

職場で、私は二人のスタッフに、技術だけでなくお客様への対応、業務など会社の理念に従い個々の力を発揮できるように、さらに会社の戦力になるようにと指導をさせていただく立場にあります。

まず、私がそのような現状の自分を素直に受け入れ、認めて、改善していくように努力していかなければスタッフを育てる事は出来ないと思います。

人を育てることは自分を育てることだと実感しています。

まず、「自己変革」をするために自分が発する声のトーンや言葉を意識し、物事が正しく伝わるように自分の訓練として取り組んでいき、自己満足にならないように、相手のことを思いやる優しさをもって行動していきます。

仕事を通して、学ばさせて頂いていることを心より感謝して、会社に貢献できる人材になりたいですし、それと同時に、スタッフの指導という役割を頂いているので、そのスタッフ達からも、真に認められ慕われ頼りにされる存在になりたいと思います。

研修に行かせて頂きありがとうございました。