脳を鍛える
日時: 2015年05月24日
最近話題になっている、あるスポーツジムのテレビコマーシャルにとても面白いものがあり、ずっと気になっていました。
それは、年齢も性別も様々な一般の人達が、2カ月ほどのトレーニングで別人のように筋肉質な体に変化している様子が映し出されています。
そのコマーシャルを見る度に、「よほど厳しいトレーニングなんだろうなあ。この体を維持するのは、難しいのだろうな。」と思っていました。
身体は無理をして鍛えるとストレスになり、リバウンドしてしまう傾向が強く結果を維持するのは難しいからです。
弊社のサロンにもダイエットや健康を目的とした体質改善のためのボディーの施術メニューがあり、多数のお客様が来てくださっていますが、目標を達成、維持するためには、サロンでの施術以外にも日々の生活習慣を見直し、運動や食事制限など、ご自身でもコツコツと毎日続けていただくことが必要不可欠です。
私達スタッフは、お客様それぞれの目標達成のために、施術をし、食事、運動などについてご指導させていただいておりますが、目標を達成した後、維持されているお客様というのは、しっかりした目標をもち、楽しみながらご自身のペースで努力をし続けておられる方だと思います。
それには「根気」と「目標」がしっかりしていて、しかも楽しみながらしないと長続きしません。
多くの人は一時的には達成しても毎日の努力を続けることが難しいのです。
これは、仕事でも言えることだと思いました。
目標に向かって、何をするべきか、どのようにするかを常に考え行動にうつしていく。
それを目標が達成するまで妥協せずにコツコツとやり続けることが必要だと思います。
努力をして達成したという実績の積み重ねが楽しみややりがいにつながります。
脳科学の分野では、脳が体験を通じて感動したり体感したことは一生続くのだという説があります。
上述のコマーシャルのトレーニングジムではトレーナーからお客様へ、脳科学的な見解を元に「出来ない」「無理」という「思い込み」を辞めるようにという指導があるそうです。
思い込みを解くのは個人差がありますが、それが出来ているお客様は体重をキープされているという結果が出ているのだそうです。
「無理かも」という思い込みを解き、「やってみよう」「私には出来る」と脳に言い聞かせ、目的を達成し感動する体験を積み重ねることは脳を鍛えることになり、感動させたことは一度覚えると忘れないのだそうです。
ダイエットもトレーニングも「こうなる!」と強くイメージをし脳を鍛えると簡単なメンテナンスで体型も維持できるというのです。
弊社のサロンの施術のひとつに「ブレイン・リヴァイブ・セラピー」という脳科学に基づいた施術があり、その技術の発案者である水上進理学博士の著書「幸運を呼ぶブレイン・パワー」にも脳について次のように書かれてあります。
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「あなたの感情、思考は脳次第」
あなたの心はどこにあるでしょうか?「心は胸にある。心臓にある」と答える方が多いかもしれませんね。
しかし、今や心のある場所は心臓ではないことが判明しています。
それではどこにあるのか?
それはあなたの脳にあるのです。「心=脳」なのです。
脳が、全身をコントロールする司令塔の役割を担っていることは、みなさんもよくご存知だと思います。
生活するうえで欠かせないさまざまなことを、脳jはコントロールしているのです。
中には、知性や感情、意思、思考、欲望といった心の領域も含まれています。
~中略~
脳のコンディションがよくなると共に、脳の中で使われていない部分が活発に動き出すため、気持ちが明るくなる、くよくよしなくなる、斬新なアイデアがどんどん浮かんでくる、勉強や仕事の能率がびっくりするほどアップするなど、ポジティブでハッピーな変化が起こりはじめるからです。
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脳のコンディションを良くするためには常に前向きな言葉を使うなど、簡単に出来ることで心を鍛えていくことが必要であり、心を鍛え、脳にプラスのイメージを与えると思考が変わり表情や行動にも表れると書いてありました。
確かに、コマーシャルでも最初の鍛える前の体の時のモデルの方々の表情はとても暗く、眉も口元も自信なさそうに下を向いていて顎が前に出ていて、背中は丸くで両手をだらりと前に垂らしています。
ところが、2カ月後の鍛え上げられた姿は堂々と胸を張り、自身に満ち溢れている笑顔になっています。
感動をした体験を得た人の表情は根本的に変わっていき、脳を鍛えることによって、思考が変わり自信が表情に出るのだと思いました。
自分の表情は自分の責任であり、毎日の生きる心意気が表れると思うので周りを巻き込んで明るい毎日を送れるように、前向きで自信をもった笑顔で過ごしたいと思います。
周りの人の良い表情や態度を引き寄せるのも自分の表情、態度だと思います。
そして、マイナスな思考をプラスの思考に変えていき、「リバウンドなしの脳」を目指して努力し続け、心を鍛え、大事なのはそれを習慣化することだと思います。
仕事も勉強も同じで決心したことを「できる」と考え、言葉にしコツコツとやり続ける。
自分に課した目標を、やり遂げるために自分との約束を守り、自分を信頼し自己成長していきたいと思います。
また、生涯、脳を使うのはたった数パーセントなのだそうです。
オリンピック選手など秀でた才能を開花される方でも5%程度なのだという話を聞いたことがあります。
まだまだ未知なる可能性を秘めた「脳」を鍛えることに挑戦し一日一日を大切に過ごしていきます。